角溝規制以来、ウェッジのフェースにはスピン性能を高める様々な工夫が施されてきた。現在、ルールギリギリの溝やその間を埋める高度なミーリングが主流となっているが、いまやその効果も上限近くまで来ている。ロマロでは、溝の加工以外でもスピン性能を高める可能性を追求。たどり着いた答えは素材を軟らかくすること。それが、ハイパー・ヒート製法(hyper-heating process after molding)」。ヘッドを成型後に溶解するほどの高温で熱し、フェース面の硬度を極端に下げる製法。素材本来の硬さを軟らかくすることで、これまで以上に柔らかな感触を実現。ボールがフェースに乗るより柔らかな感触が、球持ちの良さとスピンの掛かりやすさを格段に向上させた。粘りある吸い付くような打感・打音は言うまでもなく、スピン性能、方向安定性、操作性、許容性等、ウェッジに求められる性能進化に大きく貢献している。
素材は軟鉄の中でも柔らかいS20C軟鉄。ヘッドを成型後に溶解するほどの高温で熱するロマロ独自の「ハイパー・ヒート製法(hyper-heating process after molding)」は、これまで以上にフェース面に柔らかな感触を生み出した。ボールがフェースに乗る非常に柔らかな感触が、球持ちの良さとスピンの掛かりやすさを向上させ、厳しいライからも安定したスピンを掛けて、しっかりボールをコントロールする操作性に貢献している。
■ヘッド
フェースを開いた時とスクエアな時でバウンス効果が変わる。多彩な技に応えるマルチスピンウェッジ
■シャフト
H.S40~60m/つねにスチールの頂点に君臨し続けるシャフト。自在な操作性と正確性。重量的には120g前後となるため、ヘッドスピードのある上級者向けのシャフト。
打点の裏側を厚くしソール全体にボリュームをもたせ、緩やかな曲線でラウンドさせた新設計の「ワイド・バレーソール」。ソールにくぼみをもち、手前が低く後ろが高い2段形状が、様々な状況で抜けの良さとミスの許容性を高めている。ダフらせてもボールが拾いやすく、フェースに乗せながら押していける方向安定性に富んだモデル。トップブレードに厚みをもたせた「逆テーパーブレード」との相乗効果で、ヘッドの上下打点のバラツキにも強く、スムーズなヘッド挙動が安定した高スピンを確保している。